平成23年に父母や祖父母から住宅を取得するための資金をもらって住宅を新築したり買った場合は1000万円まで贈与税が非課税になる制度があります。住宅の取得や相続税の節税のために是非ご検討ください。
1.適用要件
適用要件は下記の通りです。
①住宅取得の資金の贈与を受けて翌年の3月15日までに住宅を取得して居住すること
②住宅取得の資金を贈与してくれた人が父母または祖父母であること
③贈与を受けた人が20歳以上でその年の合計所得金額が2000万円以下であること
2.申告手続
この規定の適用を受けるには贈与税を期限内に申告することが必要です。
その申告書に、この規定の適用を受けることを記載して、次の書類を添付します。
①住宅取得等資金の非課税額の計算明細書(第1表の2)
②贈与を受けた人の戸籍謄本
③取得した年の合計所得金額を明らかにする書類
④住民票の写し
⑤住宅用家屋と敷地の登記事項証明書
⑥売買契約書
(注) この特例を受けるとともに、相続時精算課税制度の適用を受けることができます。
この場合は、非課税の特例の金額を控除して、控除後の残額について相続時精算課税制度の特別控除額(2500万円が限度)を控除することになります。